ウィザーズプラスコラム

第63回原価計算の目的

「川崎市で公共施設の使用料や行政サービスの手数料に関する設定基準案を策定した」という記事が、ヤフーのニュースサイトに掲載されていました。川崎市財政課が今回の基準案を策定したのは、「コストの見える化」を図ることで、税金を充てる範囲と利用者が負担する範囲とを明確にし、負担の公平・公正性を確保するのが目的なのだそうです。

コストを把握して分析し、その源泉をどのように確保するかということは、公でも民間でも重要なこと。なんでも税金で!といった考えを捨て、「コストの見える化」を目指す川崎市の取り組みには、住民ならずとも注目したいものですね。

原価計算について学ぶ

「コストの見える化」を実践するため、まず必要なのは原価計算です。原価計算とは、製品や事業の採算性や効率を評価するために重要なものであり、また新たな事業戦略の策定にも必要なものです。とくに最近は、経営のための意識決定だけでなく、株主や債権者などといったステークホルダーにも重要な影響を及ぼすものとして、その重要性はより高まっています。

そこで今回は、経理や財務に携わっている方にとってすでに耳慣れた「原価計算」について、あらためてその意義や目的について確認したいと思います。

原価計算にはいくつかの重要な目的があります。ここではその目的について考えてみましょう。

原価を計算して分析することは、現在の財務状態を明らかにするだけでなく、業務計画や予算作成など、中長期的な経営戦略の立案にも役立ちます。現在の原価を知ることで、より適正な原価を設定することができ、さらなる利益の向上をはかることができるのです。

copyright © wizardz plus all rights reserved.