ウィザーズプラスコラム

第56回コンサルタントの役割

2014年は明けて早々に、各界で活躍してきた有名人の訃報に接することとなりました。歌手や司会者として関西のテレビ業界で活躍したやしきたかじんさんや女優の淡路恵子さんなど、人気者の訃報に多くのファンから悲しみの声が寄せられているようです。

また、コンサルタント業界で西の雄と呼ばれる船井総合研究所の創業者で、社長、会長を務めた船井幸雄氏が21日、81歳で死去しました。数多くのクライアント企業の経営を指導し、約400冊もの著書を残された名コンサルタントとしての業績に感謝し、深い哀悼の意を表したいと思います。

代行するコンサルタント、支援するコンサルタント

「業界の巨星墜つ」のニュースを受けたことで、いま一度、私たちコンサルタントの役割について考える機会を得ることができました。そこで今回は、今後より多くの企業経営者の方々にコンサルタントをご活用いただき、経営に役立てていただけるよう、その役割についてあらためてご紹介させていただきたいと思います。

コンサルタントとひとくちに言っても総合コンサルティングファームだけでなく、最近ではマーケティング系や戦略系、中小企業専門、コスト削減など、特定の分野でソリューションを展開するコンサルタント会社が増えています。

一般的にコンサルタントの役割といえば、「代行」と「支援」ということになります。「代行」というのは企業の管理業務などを請け負うもので、おもにコンサルタントが主導権を持つことになります。この場合、企業のリソース管理の面で問題が生じることがあります。

「支援」というのは、問題を認識し、その解決に悩む企業にアドバイスし、サポートするもので、主導権はあくまでクライアントがもつことになります。重要なのは、クライアントの経営戦略を支え、新たな戦略やソリューションを開発するお手伝いをすること。クライアント企業が主体的に動き出せるよう、いかなるコンサルティングスキルを駆使するかという点でコンサルタントの力量が問われます。

支援コンサルティングの手法としては、業務プロセスで発生する問題を分析して解決するスキルを開発するプロセスコンサルテーションがあげられます。ほかに、会議などの合意形成や相互理解をサポートするファシリテーション、対話によって自己実現や目標達成を支援する人材開発法など、さまざまな方法を駆使してクライアント企業の真の力を引き出します。

専門化するコンサルタントのなかから自社に合う会社を選ぶには、求める解決にマッチする専門性と実績、多様なスキル、相性がとくに重要です。コンサルタントを活用する術は、さらなる成長を目指す企業経営者には欠かすことのできないものとなっています。

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