ウィザーズプラスコラム

第49回コンサルタントとインプット

コンサルタントの存在意義は、顧客のニーズを正確に反映したアウトプットができるかどうかにかかっています。ただし実際には、アウトプットまでの道のりは遠くて多難なもの。多くの場合、正しいニーズを発見することから始めなければならず、顧客自身も気づいていない問題を提起し、業務改善やコスト削減への糸口を探ることになります。

ですから、コンサルタントにとってもっとも重要なのは、正確なアウトプットに到るための裏付けとなる膨大なインプット。顧客のプロフィールや財務状態を把握するためのデータばかりでなく、政策や経済指標、市場の動向、ニーズ、マネジメントツールなどについての最新のインプットなくしては、顧客が必要とするアウトプットに到ることは難しいのです。

インプットスキルを磨いたコンサルタントは違います

コンサルタントにとって重要なさまざまなインプット。とくに顧客の現状を正確に把握するためには、さまざまなインプットスキルを磨かなければなりません。

まず大切なのが、洞察力や情報収集能力。多忙を極める経営者や現場スタッフとの会議は時間との戦い。限られた時間内に必要なデータをインプットするためには、現場を見て問題点を発見したり、必要なデータを抽出して収集したりする能力が欠かせません。

また、ヒアリングやインタビューのスキルも重要。人はルーティンワークや当たり前の事実を見過ごしがちなもの。顧客が見過ごしがちなそうした事実を、巧みなインタビュースキルによって引きだすことで、問題解決の糸口がみつかることも少なくないのです。

このようなインプットスキルを意識して磨いているコンサルタントであれば、最新のマネジメントツールや市場動向などについてのインプットも欠かすことはないはず。ですから、そのアウトプットにも一定の信頼を寄せることができるのではないかと思うのです。

もちろん、コンサルタントにとって重要なのはインプットだけではありません。データ分析やロジカルシンキング、問題解決能力も重要ですし、プロジェクトをまとめあげるマネジメント能力やアウトプットを効率的に行うためのプレゼンテーションスキルも重要です。そして何よりも重要なのは、顧客との信頼関係を築くコミュニケーション能力。コンサルタントのインプットやアウトプットなどといった全てのノウハウは、顧客の成功のためにあるのです。

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