ウィザーズプラスコラム

第46回コンサルタントとチームプレー

2020年の東京オリンピック開催決定を導き、日本の未来に希望の光を灯してくれた五輪招致団。とくに最終プレゼンテーションでは、安部首相や高円宮妃久子様、パラリンピアン佐藤真海氏、フェンシング太田雄貴氏、ジャーナリスト滝川クリステル氏といった個性豊かなメンバーによるスピーチが高評価を受け、招致を決定する大きな鍵となったようです。

このプレゼンテーションを仕切ったといわれているのが、ロンドンの国際スポーツ・コンサルタント会社「Seven46」の創業者ニック・バレー氏。個性的なメンバーを適材適所で使いこなすことで、最大限に日本チームの魅力を引きだしたその戦略は見事です。今回の東京五輪招致成功の鍵は、コンサルタントと現場のメンバーによるチームプレーにあるのではないかと思います。

チームプレーを醸成するポジティブ・マネジメント術

経営者にとって重要なのはマネジメント力を養うということですが、より戦略的なマネジメントを行うには、計画と実行、評価、対処といった一連の管理手順だけでは足りません。人と組織の生産性を高めるポジティブ・マネジメントが必要となります。

ポジティブ・マネジメントとは、社員全員が問題や目標への意識を高く持ち、それを共有し、ポジティブな組織感情を醸成することで、社員が自ら考え、行動する組織へと成長させるマネジメント術。こうしたマネジメントによって組織の力が増すことで、真のチームプレーを実現することができるのです。

こうした関係は、コンサルタントと顧客企業との間にも言えること。顧客とコンサルタントが共にひとつのチームとしてプレーできなければ、経営改革はなりえないのです。

経営者とコンサルタントがそれぞれの立場において問題や目標への意識を高く掲げ、それを共有することで具体的な戦略策定へとつなげる。そして、その戦略を実行へと移すため、より効果的な方法で現場をマネジメントする。こうした行為はまさにチームプレーとして行われるべきもの。

五輪招致委員会の場合と同じように、成功の鍵はコンサルタントと経営者、そして現場のメンバーによるチームプレーにあるのではないかと思います。

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