ウィザーズプラスコラム

第41回コストデータベースPDB(PriceDataBase)

PDBとはPriceDataBaseの略で、ウィザーズプラスが今までに支援した膨大な実績や情報をデータベース化したものである。

このデータベースは、ただ単に価格や単価を羅列したものではなく、価格を決定する要因をも含んだデータベースである。価格を決定する要因もわからないまま、単に価格を比較しても、何をもって価格が決まるかわからない以上、無意味である。

PDBに含んでいる価格決定要因をいくつか紹介すると、どのコストにも共通する取引量(バイイングパワー)、それ以外に変わったものとして、①地域性②仕様③ロットなどがある。

1. 地域性 プロパンガスやガソリンは海外からの輸入に頼っているが、地域によって港からの距離・製油所からの距離は異なるため、輸送コストについて違いが生じる。
この輸送コストの違いが、プロパンガスやガソリンの小売り価格に地域性を生み出す原因になっている。
2. 仕様 マットやモップはサイズ・構造によって仕様が異なっており、その仕様によって製造原価が異なることになる。マットやモップのレンタル料は、製造原価をどのくらいの期間で回収できるか、耐久年数使用した場合にいくら利益が出るかをふまえて決定されるため、仕様によって料金が異なることになる。
3. 発注ロット 印刷会社に会社案内やパンフレットなど印刷を依頼した場合、価格を決定するのは、年間発注量だけでなく、一度に注文する量(ロット)が関係する。
小ロットの印刷ばかりを行う場合、その分工程替えが多く発生し、手間・時間が多くかかってしまうのに対し、大量発注の場合には、工程替えが減り、単価を安く設定できる。

このようにPDBは価格・単価のみならず、価格決定要因を網羅することで、適正な価格が分かるようになっている。

もうひとつのPDBの効用は、価格決定要因をふまえて価格を比較できるというだけでなく、これを見ることでコストごとの価格の決定要因・コスト構造を理解できることである。知識を持たない人でも、見るだけで自社のコストを適正化できる可能性が生まれるのである。

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