ウィザーズプラスコラム

第34回生産性向上と5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)

近年、生産性の向上を目的とした、さまざまなシステム開発についてのニュースをよく耳にします。2013年9月には、安川電機による製造ライン向け産業用ロボットの開発や、京セラドキュメントソリューションズらによるソーシャルやクラウドを活用したITシステム構築についてのニュースが発表されました。生産性向上支援のためのシステム開発は日々進化を遂げているようです。しかし、企業の柱は「人にあり」です。最新システムの導入を検討するよりも前に、人材の真価を最大限に活用するための取り組みについて、いま一度見直すべきではないでしょうか。

「5S」の重要性

生産性向上のための取り組みの基本となる「5S」は、製造現場のみならず、全ての職場において取り組むべきものです。「5S」とは、「整理」「整頓」「清潔」「清掃」「躾」の5つのキーワードの頭文字。
「整理」とは、業務に必要なものだけを保有し、不用品はすべて処分すること。
「整頓」とは、機能的な置き場所や置き方を定め、「探す」という無駄な行為を排除すること。
「清潔」とは、事故を抑えるため、衛生管理を行うこと。
「清掃」とは、いつでも定期的に清掃を行うことで職場意識を高めること。
「躾」とは、以上の4点を実行し、それを習慣化すること。
不要なものが場所を占拠していたり、ものを探すことに時間がかかったりするような職場では、生産性の向上は望めません。まずは機能的な整理整頓を行い、清潔な職場環境を整えるための清掃を習慣として身につけることが必要なのです。

5Sを実践することで、職場から時間や場所の無駄を排除することができ、また、職場における管理能力や職場環境に対する社員の意識を向上させることができます。ひいては、過剰在庫を減らし、業務効率や職場の快適性を向上させることにつながるのです。

生産性向上へとつながる5Sを実施するには、現状を認識し、課題を明らかにした実施計画書の策定が重要となります。計画書には、課題をリストアップし、その解決策を策定、責任者を定めることが必要です。
そして、もっとも重要なポイントは、計画の内容を全社に周知し、それを習慣化することができるかどうかにあります。5Sの目標は、あくまで生産性の向上です。結果として生産性が向上したかどうか、実施結果のチェックを行い、次期の5Sへとつなげるサイクルを常態化することが大切なのです。
経営コンサルタントは、こうした5S実施についてのノウハウを持っています。社員の意識を改革し、生産性の向上をはかりたいとお考えの方は、是非ご相談ください。

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