ウィザーズプラスコラム

第31回オペレーションコストの改善

オペレーションコストの改善は業務プロセスの見直しから

近年、継続的なコスト追求活動が活発になるなか、製造原価や間接費の削減を実行してきた企業は多いと思います。しかし、加速するグローバル化、多様化により、サプライチェーンはますます複雑になり、製造業のみならずサービス業においても、そのビジネスプロセスはさらに複雑化しています。
多様化するニーズに応えるためには、製品やサービスのバリエーションを増やし、供給しなければなりません。しかし、こうした新戦略を支えるため急ぎ構築した業務オペレーションによって、ロスコストが発生してはいないでしょうか。オペレーションロスを見逃していては、せっかくの新戦略もその成果を見ることなく終了せざるを得なくなるかもしれません。

生産ロジスティクスや商品ロス、パート労働を含む人件費などのオペレーションコストを改善するには、まずは業務プロセスを見直すことが必要となります。業務プロセスを可視化し、現状における処理スピードや正確性、顧客満足度といった品質レベル、運用コストについて詳細に分析するため、現状を正しく認識し、ロスが生じていないか、最適化の余地が残されていないか、厳しくチェックする目が求められます。

オペレーションコスト改善のための具体的な方法としては、調達改善や設備改善、プロセスの最適化があります。調達改善策として、コストを最小におさえるためのサプライチェーンの構築とマネジメントを実施。また、オペレーションを自動化するなど、設備改善もコストコントロールに貢献します。業務用員数やその業務水準などの最適化をはかり、パフォーマンスとコストの最適化を実施することも重要です。

他の分野におけるコスト削減と同じように、オペレーションコスト改善のための取り組みにも、全社をあげた意識向上が必要となります。パフォーマンスとコストとの最適化が図られることにより、はじめて、企業価値の向上に貢献することができるのです。

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