ウィザーズプラスコラム

第21回コンサルタントの時間管理術

近年、従業員の「ワーク・ライフ・バランス」の実現に向け、労働環境の改善などに積極的に取り組む企業が増えています。厚生労働省の策定した「労働時間等見直しガイドライン」には、基本的な考え方として、「仕事の仕方を見直して、労働時間を短縮しましょう」、「働く意欲を高めるために、労働者一人ひとりのさまざまな事情へ対応しましょう」、「社員全員のワーク・ライフ・バランスの実現のために、経営者が率先して取り組みましょう」とあります。 これからの日本を、活力と成長力あふれる社会としていくためには、ワーク・ライフ・バランスの実現が不可欠。そのためには、まず、お手本となるべき経営者のタイムマネジメント力が問われます。

経営者のための時間管理術

企業経営者の多くは会議や出張、商談などで日々忙殺され、過ぎた時間を省みる余裕すらないといった話をよく耳にします。限られた時間を有効に活用するためには、まずは自分で時間をコントロールしているという意識が重要。それは時間を自由に使うということではなく、如何に管理するかということになります。

時間管理の第一歩としておすすめしたいのは、時間の使い方を記録すること。手帳やスケジュール帳、スケジュールアプリなどを活用して時間の使い方を記録し、あとで評価できるようにしておきましょう。会議や商談など、時間が設定されている業務についての予定と実行の記録を残すことで、成果の有無などについて評価し、反省する際の材料となります。 また、時間設定のない、書類作成や企画などのタスク管理も記録しておくことが重要。タスク管理の際には、それに費やす時間などの目標や予定を設定することを心がけましょう。スケジュールとタスクの記録を管理し、双方を照らし合わせることで、時間とその使い方との最適な組み合わせを知ることができます。

タイムマネジメントのポイントは、単に時間を記録し、管理することにあるのではなく、それを将来に活かすことにあります。記録した時間の使い方を省みて、「何をする時間が最重要なのか」、「無駄に過ごしている時間はないか」、「どの時間帯に何をすれば有効なのか」、「何故これほど時間がかかるのか」など、さまざまな視点から検証してみましょう。それまでの時間の過ごし方を反省することで、これからの時間の使い方に対する意識は変わってきます。時間管理についての意識が変われば、おのずと時間の使い方が最適化されていきます。経営者の時間の使い方が変わることは、全社の意識変革へとつながっていくのです。

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