ウィザーズプラスコラム

第169回感染防止策の立案

伝染病や感染症は世界中で発生しています。医療が発達している現代においても、まだ治療薬が開発されていないものもあり、ひとたび流行すれば、死者が出ることもあるのです。

日本は安全な国と言われていますが、完全なる安全性などどこにもありません。企業の海外進出や取引も増大し、海外からの来日者も年々増加の一途をたどるほど、国際化が進んでいます。いつ、どのようにして企業内に感染者が出るかわからない状況下で、しっかりとした感染防止策を行っていくべきでしょう。

前回までは、天災や事故などによるBCPについてお話してきましたが、それらは、いかに復旧させるかが鍵となっていました。しかし、感染についてはその逆とも言えます。伝染病や感染症の場合は、いかに感染をくい止めるか。つまり、拡大を防ぐためにどの部門や事業を休止させるかを考えなければいけません。

もし、核となる事業に支障がでたら?少人数の部署が全員感染してしまうこともあるでしょう。そうなる前に、できる限りの感染予防策をあらかじめ施しておくことが望まれます。

感染予防策としては、人の移動や接触機会を減らすことが有効です。主な感染経路は、「接触感染」、「飛沫感染」、「空気感染」の3つ。これらの感染経路を回避し、断つことが考えられます。

接触感染では、肌や粘膜への直接的接触はもちろん、共同で使用する備品等を介して間接的に感染してしまうことがあります。

飛沫感染は、病にかかっている人の咳やくしゃみから出た飛沫が、粘膜に付着し感染します。

空気感染は、飛沫物が塵やほこりといっしょに空気中に舞い上がり、吸引・付着して起こるものです。

企業においては、個々人で行うものと、組織で行うことのできる感染予防策があります。

個々人で行う感染予防策としては、マスク着用や消毒液を使っての手洗い、うがい。毎朝、検温するのも一つです。

組織で行う感染予防策では、出張や集会などの中止、職場の掃除・除菌・消毒、細菌やウィルスを除去できる空気清浄機具を用いても良いでしょう。通勤時間帯をラッシュの時間帯からずらすなどの試みも感染機会を減らします。

ウィルスや細菌の毒性の強さや、感染の進行度によって、感染防止策の立案をこと細かく記すことが理想です。

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