ウィザーズプラスコラム

第160回社員教育・研修計画の設計

経営戦略の一翼を担う人材の育成には、社員教育・社員研修は不可欠なものです。しかし、何のために社員教育・社員研修を行うのか、その目的や意図がはっきりしていなければ、質の高い人材育成はできませんし、経営戦略で成功を収めることも難しくなります。

成果を得られる社員教育・社員研修を行うには、明確な人材育成の計画と準備が不可欠です。しかし、優秀な人材を育てるためには、どのような研修方法を選べば良いのでしょうか?事前に準備すべきことから、研修計画の立案に至るまでの行程をご紹介します。

人材育成の目的は、経営戦略を任せられる人材の育成、つまり、成果をあげる能力を一人一人につけてもらう事です。当面の課題だけではなく、企業の発展のためには、中期的、長期的な人材育成の計画を立てる必要があります。

まず初めに、「①企業が求める人材の要件」を打ち立てます。 経営戦略を遂行していくために、必要とされる人材像を明確化するため、経営トップへのヒヤリングなども行いましょう。

そして、「②社員たちの現在の状況・レベルを把握」することも重要です。ヒヤリング、アンケート調査などを実施して社員の実力レベルはどの程度なのかを分析します。

すると、調査の結果から、「③理想と現実のギャップ」が明らかになるでしょう。理想とする人材像と現状を照らし合わせ、今の時点で不足している部分は何か洗い出します。

この明らかになったギャップを埋めるための「④研修方法を模索」します。その際、それぞれの部門別にニーズをヒヤリングするとともに、ギャップが起きている原因や要因も調べなければなりません。

理想像、現状、ギャップの要因、これらすべてを把握できれば、人材育成の方向性が見えてきます。研修の目的を明らかにしたうえで、「⑤ギャップを埋めるために必要な研修内容を検討」します。

人材教育・研修には予算もかかりますから、可能な範囲で費用を確保しなければなりません。また、企業には、年間スケジュールが存在します。事業計画において、優先順位も考慮する必要があります。諸条件を加味しながら、その中でベストな能力開発のための研修方法を選びましょう。

研修の目的、受講すべき対象者や人数、研修内容・方法が決まったら、繁忙期を避けるなど業務に支障のないように年間スケジュールを組んでください。

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