ウィザーズプラスコラム

第152回失敗しない改善・改革

組織風土の改革で目指すものは「社員・従業員の意識改革」と「利益」「業績のアップ」です。しかし、組織風土の改革は困難を伴います。いかに、失敗せずに、成功へと導くか。今回は失敗しない改善・改革についてお話します。

組織風土の改革の原動力となるのは「社員・従業員の意識改革」です。前回、述べました通り、停滞気味の組織における社員・従業員は、無関心であったり、主体性が無かったり、「やらされている」感を強く持っています。問題点を掲げて改善させようと働きかけても、社員・従業員は受け身姿勢であり、やらされ感どころか嫌悪感を抱くことすらありますから、難しい問題と言えるでしょう。

コチラ側の呼びかけが正しく、それによってもたらされる成果や効果が、どれほど役に立つものなのかを、しっかり理解し、同じ気持ちになってもらわなければなりません。

この問題を他人事ではなく、自分の問題としてとらえさせること。つまり、「意識や行動欲求の一致」が、改善・改革の成功のカギとなります。社員・従業員一人一人、そして組織が自ら率先してアイデアを生み出し、改善・改革行動へと向かわせるために、「自由度」と「組織的支援」が堤からを発揮します。

「自由度」とは、個人の成長性、能動性を尊ぶこと。
「組織的支援」とは、個人の自己解決能力を信じ、個人の考え方や感情等を理解しながら、必要な支援・応戦をする事。

「自由度」と「組織的支援」によって、主体性が生まれ、改善・改革に携わることで、達成感、成長感を得られるプラスの循環が生まれます。

もともと、人間は楽することを好みます。他人の責任とする事は「楽」ですし、これでは問題解決への意欲は湧きません。

そこで、注目したいのが傾聴、つまり、カウンセリングです。誰もが持っている「楽にしたい」「良くしたい」という欲求を利用します。初めは他人事と思っていても「こうなったらいいのにな」という欲求は誰でも持っています。それをカウンセリングによって引き出し、問題を発見させ、その欲求を改善・改革への活動へと向けるように導くのです。

ただ、ここで大切なのは、こちらが問題指摘するのではなく、本人に気づいてもらう事です。他人事だったものが、自分にできる事に変わった瞬間、「意識や行動欲求の一致」が実現します。これが、「社員・従業員の意識改革」です。あとは、問題の改善・改革へ向けて共に進むだけ。以前の何倍、何十倍の力が発揮されることでしょう。

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