ウィザーズプラスコラム

第123回経営管理の原点

2015年も残すところあとわずか。年末というのは決算期とはまた違った意味で1年を締めくくる大事な時期です。2016年をスッキリとした気分で迎えることができるよう、いまのうちに今年1年を総括しておきたいものですね。

1年の締めくくりにふさわしく、今回は経営者の業務の基本中の基本である経営管理について、あらためてご紹介してみたいと思います。日常の業務に追われておざなりになっていないか、年末の慌ただしさに経営の基本を忘れてしまってはいないか、あらためて自らを振り返っていただく際の一助となれば幸いです。

経営管理の基本はPlan-Do-See

経営管理の「管理」というのは目標を実現してそれを維持すること、そしてさらに大きな目標を設定することになります。経営管理の基本であるPlan-Do-Seeとは、アメリカの経営学の古典である管理過程学派の中核的な概念です。計画して実行し、その結果を評価して、さらに次なるプロセスへとつなげていく。「計画」と「実行」、「検討」という3つのステップでマネジメントすることで、自社のさらなる成長を目指すことができます。

Plan-Do-Seeという管理活動は、「発想」、「計画」、「組織」、「推進」、「統制」といった5つの内容に分けることができます。

こうした経営管理を実施するには、経営者が問題への意識を高く持ちつづけることが必要になります。問題とは現状とあるべき姿とのギャップのこと。たとえば売上目標が達成できていないのであれば、未達の部分が問題点となります。活きた経営管理を実施するには常に問題点からスタートする必要があるのです。

問題には「見える問題」と「探す問題」、「創る問題」の3つの種類があります。さきに挙げた売上未達のような問題の場合、売上が少ないのは数字として「見える問題」。しかしその原因は調査・分析しないと見えてこない「探す問題」です。さらにあるべき姿を想定し、その比較で問題点をあぶりだすのが「創る問題」となります。

どんなに忙しくても、経営者には常に問題を意識する習慣が必要です。さらにいえば、問題を常により厳しく捉え、さらなる高みを目指していくことが求められます。鋭い観察眼と経験に培われた分析力を駆使して、自社の成長を促す経営管理を実現しましょう。

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